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題名教えてください!!!!!

0 名前:MIKI:2009/08/19 03:36
昔、博打の子の年わかきが、目花一所にとりよせたるやうにて、世の人にも似ぬありけり。ふたりの親、これいかにして世にあらせんずると思ひてけるところに・・・・・



の題名教えてください!!
1 名前:moo:2009/08/19 08:47
『宇治拾遺物語』
博打の子、聟入りの事」(巻九ノ八)
 昔、博打の子の年若きが、目鼻一所にとり寄せたるやうにて、世の人にも似ぬありけり。
ふたりの親、これいかにして世にあらせんずると思ひてありけるところに、
長者の家にかしづく女のありけるに、顔よからん聟とらんと、母の求めけるを伝へ聞きて、
「天の下の顔よしといふ人、聟にならんと宣ふ」と言ひければ、
長者、よろこびて、「聟にとらん」とて、日をとりて契りてけり。
その夜になりて、裝束など人に借りて、月は明かかりけれど、顔見えぬやうにもてなして、
博打ども集まりてありければ、人々しくおぼえて、心にくく思ふ。
 さて、夜々行くに、昼ゐるべきほどになりぬ。いかがせんと思ひめぐらして、博打一人、
長者の家の天井に上りて、二人寝たる上の天井を、ひしひしと踏みならして、
いかめしく恐ろしげなる声にて、「天の下の顔よし」と呼ぶ。
家の内の者ども、いかなることぞと聞きまどふ。
聟、いみじくおぢて、「おのれをこそ、世の人、『天の下の顔よし』といふと聞け。
いかなることならん」といふに、三度まで呼べば、いらへつ。
「これはいかにいらへつるぞ」と言へば、「心にもあらで、いらへつるなり」と言ふ。
鬼のいふやう、「この家のむすめは、わが領じて三年になりぬるを、汝、いかに思ひて、かくは通ふぞ」と言ふ。
「さる御事とも知らで、かよひ候ひつるなり。ただ御助け候へ」と言へば、鬼、「いといと憎きことなり。
一言して帰らん。汝、命とかたちと、いづれか惜しき」と言ふ。聟、「いかがいらふべき」といふに、
舅、姑、「何ぞの御かたちぞ。命だにおはせば。『ただかたちを』と宣へ」と言へば、教へのごとくいふに、
鬼「さらば吸ふ吸ふ」と言ふ時に、聟、顔をかかへて、「あらあら」と言ひて、臥しまろぶ。鬼はあよび帰りぬ。
 さて「顔はいかがなりたる、見ん」とて、紙燭をさして、人々見れば、目鼻ひとつ所にとり据ゑたるやうなり。
聟は泣きて、「ただ、命とこそ申すべかりけれ。かかるかたちにて、世の中にありては何かせん。
かからざりつるさきに、顔を一度見え奉らで、おほかたは、かく恐ろしきものに領ぜられたりける所に参りける、過ちなり」とかこちければ、
舅、いとほしと思ひて、「このかはりには、我が持ちたる宝を奉らん」と言ひて、めでたくかしづきければ、嬉しくてぞありける。
「所の悪しきか」とて、別によき家を造りてすませければ、いみじくてぞありける。博打の子、聟入の事
訳?
http://www.eonet.ne.jp/~jujiro/setuwa/uji9-8.htm

これもあります。
歌よみて罪をゆるさるゝ事{巻九・六}

今は昔、大隅守なる人、国の政をしたゝめおこなひ給あひだ、
郡司のしどけなかりければ、召にやりて、いましめんといひて、先々の様にしどけなきこと
有けるには、罪にまかせて、重く軽くいましむることありければ、一度にあらず、
たびたび、しどけなきことあれば、重くいましめんとて、召すなりけり。
ここに召て、率て参り足たりと、人の申ければ、さきざきするやうに、
し臥せて、しりかしらにのぼりゐたる人、しもとをまうけて、打べき人まうけて、
さきに、人ふたりひきはりて、出きたるを見れば、頭は黒髪もまじらず、
いとしろく、年老たり。
みるに、打ぜんこといとほしくおぼえければ、何事につけてか、
これをゆるさんと思ふに、事つくべきことなし。
あやまちどもを、片はしより問ふに、たゞ老を高家にて、いらへをる。
いかにして、これをゆるさんと思て、
「おのれはいみじき盗人かな。歌よみてんや」といへば、
「はかばかしからずさぶらへ候ども、よみさぶらひ候なん」と申ければ、
「さらばつかまつれ」といはれて、ほどもなく、わなゝ聲にて、うちいだす。
としを経てかしらの雪はつもれどもしもとみるにぞ身はひえにけるといひければ、
いみじうあはれがりて、感じてゆるしけり。人はいかにもなさけはあるべし。

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