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四谷のいいところを言い合うスレ☆

0 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/14 11:17
悪いことでなくいいことを教えあおう!
1 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/14 12:21
数学と理科と社会の勉強には、すごく向いている
古文と漢文はふつうだと思う
現代文は、あまり高度な文章課題がない
英語は、ハッキリいって課題の文章レベルが低すぎる
要するに学習鍛練としてはいいが、啓発には全く無縁の教育をしている
だから四谷学院で目から鱗が落ちた、とか、勉強の考え方が変わった、ということはない
まあそういう本当の啓発は学校で得るものだからいいがな
2 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/14 12:26
英構Hの大問2が毎回良問。
3 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/14 13:11
せいぜい日大やさいたま大レベルの英文だけどね
4 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/14 14:43
担任の先生が美人
5 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/14 14:43
日大もさいたま大も立派だぞ!
6 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/15 03:14
ここは、『何故』が無い授業。
先生とか、テキスト含めて、ただ『処理してるだけ』。
だから数学には向いているが……説明は異常につまらない。
7 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/15 03:22
四谷も宣伝は立派だぞ!
8 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/15 05:33
>7
俺が取ってる授業は、「何故そうなるのか」を考えるような講義ばかりだが…
9 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/15 08:57
何故四谷なのか
10 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/15 09:33
座布団一枚
11 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/15 11:07
日大も埼玉大も立派だど!
12 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/16 15:32
理数系に強い生徒を好んで入塾させているか?
特にそんな戦略は無いと思うが、理系の高成績が際立っているとすれば、やはり数学じゃないだろうか?
要は、ほんの30分程度の間にあらゆる思考に挑む、そのロジカルな集中力/飛躍力が強い生徒が目立つということでは?

英語でも、確かにその傾向はある。
文章読解では、平坦なひらめきで読むタイプの生徒が多く、知識量による力技で捌いていくタイプの生徒はほとんど居ない。
つまり、絶対的な読書量が少ないのである。
従い、硬質で抽象度の高い英文解釈がかなり弱い→最難関の大学入試に弱い ということになるのだろう。
もっと皮肉に表現すれば、「頭の回転は速いが読書量が少ない」生徒が、四谷学院には集まりやすい。

頭の回転がいくら速くても、知識の絶対量が少ないまま四谷学院に入り、そしてそのまま出て行ってしまう。
勿体ない話である。
いかなる家庭環境・教育方針の下でかかる「ひらめき型」の生徒が育つのか、それは定かではないが、
単に実家の所得云々という問題でもないだろう。
現在の在籍校や住所はもとより、親の職業や出身地(製造業が多いかどうか)などもふまえた因果関係を検証し、全体的な傾向を捕捉しておけば、
かなり早い時期から生徒の学力強化対策を講じることが出来そうなものである。
そしてそれは「おそらく」、教育や心理学ではほとんど門外漢の私でも指摘出来ることだが、やはり読書の絶対量を増やすということなのである。
13 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/16 15:34
早慶の合格者を増やすため、特筆しておきたいことがある。
上述した読書量の増加と同じ主旨のアドバイスとなるが、

早稲田を目指す君たちへ。
一日に最低でも1時間、必ず英語の「論説文」か「随筆」を読むこと。
なぜ、論説文や随筆がよいのか。
早稲田の文章読解の最大の特色は、「行間の意味」を問うこと、まさにここにある。
だからこそ、代名詞や関係詞を省略した文体が多く、またあえてそれらを隠した文例を率先している。
教材としては、英文解釈テキストや過去問でもいいし、他の参考書でもいいが、四谷学院の課題だけではなく、自分のトレーニングノルマとして実践しよう。
毎日、必ずやること、絶対に逃げないこと。
最初は短い文章を読みこなすだけで、もう1時間なんてあっという間だが、慣れてくれば過去問の読解文一つ分に相当する長さも苦ではなくなる。
読解で遭遇した単語は単語帳でチェックしよう。それで、どのくらいの頻度/水準の単語か確認出来るはず。
(単語帳に載ってないものはとりあえず覚えなくて結構。)
語法や会話文やアクセントは、いつ勉強するのか?そんなもの今やれ、すぐやれ、食事しながらこなせ。

このような勉強法にて、試験本番が近づいてきたら、また自分に自信がついたなら、自分の志望学部に関係なく、まずは商・理工・文の過去問に挑もう。
これらこそが、もっとも早稲田的な文章読解の端例だからだ(むしろ法学部は早稲田離れしている。)
さらに自信がついたら政経だ、これも自身の志望とは関係なしに挑むべきだ。

私は、四谷学院の生徒たちが「本当に」ひらめきに優れているのならば、むしろ早稲田の英語の「行間を問う」タイプの文章には有利なのではないか、と睨んでいる。
14 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/16 15:35
では、慶應を目指すならば、どうすればよいか。
こちらは、一日に最低2時間、必ず「英字新聞」を読むこと。
慶應の文章読解の特色は、なんといっても「情報量」が多いということである。
ひらめきだけではちょっと立ち打ちできない、知識の絶対量や論旨情報処理パワーが求められる。
だから英字新聞がよいのである。
英字新聞はその8割が経済・基礎サイエンスに関するものゆえ、慶応の「即戦力志向」に最も即応しているわけだ。
さらに慶応の読解文の特色は、接続詞や副詞を問うタイプが多いが、これもどんどん展開していく論旨について行く情報処理力を試しているわけ。
それから、読解しつつパラグラフごとに要約メモを速記することも奨める。
これは小論文の鍛練にもつながる。

日々の勉強の手法としては、上述した早稲田のものと基本的に同じだが、絶対量を増やすべき。

慶応を目指す課程で自身がついてきたら、まずは国際基督教大の過去問をやってみよう。
指向性がかなり近似している。
それから、慶応の経済・商にチャレンジしよう。自分の志望学部の如何を問わず。
(文だけがちょっと慶応の中では異質な、随筆に近いテイストの文章なので要注意。)

ついでに上智大についてふれておくが、
こちらは早慶の英語で鍛練しておけば、あとは英単語の分量を徹底的に増やすことで驚くほど簡単に解ける。
早慶に比べれば、思考力の動員はさして問われていない(とはいえ青学や立教や明治に比べれば遙かに読解ピッチを上げなければならないが)
15 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/16 15:37
さて、四谷学院のキャッチコピーである東大や京大に受かるための英語だが、
これは、上述の早慶の勉強を全部クリアするくらいの気構えが必須。
読解文の情報量の多さや文脈の多さという点では慶応と同じだし、行間を読み取る思考センスを問う点では早稲田と同じ。
概して京大の英語の方が難解ではあるが、なんといっても忘れてならないことは、出題者は人間であるということ。
これは一橋、藝大、阪大、名大、東北大、九大、お茶女子、どこも同じで、知的にまとまりのある、そして常識のある人間が書いた英文を、
やはり教養と常識のある大学当局が出題しているわけだ。
コンピュータが強引に編み出した非人間的な文脈など、けして出題されないのだ。
だから突き詰めるところ、人智を理解すれば、必ず読み解くことができる。

予備校の価値は、むろん、合格大学の難度だけで決まるわけではない。
しかし難度の高い大学こそ、その出題テキストは普遍的で時代即応的であること、これは如何なる受験勉強でも忘れてはならない要諦である。
同じ受験勉強を進めるなら、そういうリアルな英文に触れていきたいではないか。
16 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/16 15:38
昨日書き足りなかったことがある。
あらゆる受験英語を収斂している、早稲田と慶応の英語について、少しだけ実践的なヒントを記す。
有力国立大の志願者はもとより、有名私大を目指す諸君も是非チェックして欲しい。
(なぜなら、先に書いたように英語の受験問題は早稲田と慶応のモデルが、ほぼ全部カバーし、東大や京大ほか超難関大は概ねこれらの折衷といえるからだ)。

早稲田の英語の最大のトリックのひとつとして、of の多用をあげるべきである。
文・政経・商・理工という典型的な「早稲田タイプ」過去問英文を一読すれば、誰もが瞬時にその「読みにくさ」に気づく。
その読みにくさは of で接続された文章が甚だ多いためである。

英語は、だいたい名詞をストレートに併記するのが普通で、of で繋ぐことはあまり無い。
あるとすれば、ややクラシック(あるいは大陸型センス?)な抽象テーマの文章においてである。
たとえば、ちょっと分かりやすく意味ごとに区切って記すが、

It has been claimed of late
that his school of thought once having boasted of thus medieval flavour
succesfully took over some premier concerns of consumers of modern tastes,
though not having of their very works state of the art.

という文章、これを一読して即座に解釈できたら、もう四谷学院に来なくとも早稲田のあらゆる英語に自信をもって向かっていけるだろう。
それどころか、東大でも一橋でもお茶女子でも勿論有用なセンスだ。
(もちろん、最終的に合格するかどうかは、もちろん知識、気力、体力、ほか諸々の些事にもかかっているが。)

of の複合により、ほんのちょっとした読み違いで文意を失ってしまい、結局正誤問題を落としてしまう受験生も多い。
早稲田の正誤問題は、文意さえつかめていれば(上智と同様に)極めてシンプルな判断で正答出来るわけだし、
主要国立大における和訳問題も全く同じ「分析力」知性を問うているわけだ。
17 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/16 15:38
では、もうひとつ、入試英語の端的なモデルである慶応の英語はどうか。
以下が端的な慶応モデルの出題、全部速読しつつ、( )内の語を選択するというもの。
こちらも分かりやすく区切って改行し記す。

In a non-binding (and / but / so) morally powerful set of guidelines,
it was laid down
that interaction between governments and tobacco firms
should be (limited / equalled / enlarged) to what is "strictly necessary"
and kept transparent through public hearings and (management / secret / disclosure) of records.

これまた頭から一読して即座に解釈し、単語選択も出来るのであれば、もう四谷学院には通わなくていい。
語彙力の強化と速読鍛練に、残り2か月足らずを奉げればよい。

慶応の英語が早稲田モデルと大きく異なるポイント、それは文法や論理による一つだけの正解捻出ではなく、センスと常識による最適解の演繹を求める点である。
だから慶応モデルでは、部屋に籠って参考書や辞書をいくら読みかじっても、それだけでは絶対に足りず、
なんといっても英字新聞、英文週刊誌など、英米人がナチュラルに書いたものを毎日できれば数時間触れることが必須なのである。
先に書いたように、ICUもこの出題志向にあり、また東大京大をはじめとした主要国立大でもこの常識やセンスは必須となる。
18 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/16 15:41
まず慶應義塾大だが、もっともクラシックな慶應モデルといえば経済学部の英語である。
今年の経済学部の問題は、昨年よりも易しかった。

大問のIでは、manual がいったい誰のため、そして何のために存在するかを見極めさせる小問。
拍子抜けするほど短い読解文だが、efficiency, benefit という主客混同をねらった単語は日頃の知的素養を問うもの。
また、総合政策などでもお馴染みだが、文脈をとう副詞を空欄補充させる問題も健在。

大問IIでは、移民労働の経済発展における意義について。
これぞ経済学部の本格的な論調にて、文頭4行目の .... immigrants contribute more than they take ... の箇所を瞬時に理解出来たかどうかで、
もう勝負の大半はついている。
さらに、... investment banks, mills, railroad yards, dirty apartments and soaring skyscrapers くらいは分かるだろうと。
この読解文のキーワードは、主要な予備校の解答サイトには明示されていないが、実は condition と earn と concern と movement である。
いずれも超基本語なのだが、さすがに慶應、英字新聞などでのホンモノのニュアンスがちゃんと読み取れているかどうか、それが正誤問題の成否を分けたはず。
本物の学力ここに問われり。だ。
(なお四谷学院の英文解釈テキストは、このあたりの例文が実によく核心をついている。)

大問IIIは、 スポーツについての複数の男女の会話。
さすがに boxing がどんなスポーツかは誰でも分かるだろうが、この問題はやはり文脈(会話の主旨)を正しく把握出来るかどうかが問われる。
実はあまり主旨や立場の一貫した会話展開ではないため、きちんと読み進めたいところ。
とくに、just という語の強意の対象に要注意。
面白いことに、ここでも(大問IIと同じく)ghetto という語が出てくる。
いくらなんでも、ゲットーくらい分からないと話にならない。

大問IVは、経済学部の最強問題としてここ数年業界の注目をあつめてきた、テーマ作文だ。
だが、架空の国家を想定し政策の是非を仮説させ論じさせたような最近の凄まじさは、今年は影をひそめ、
今年はぐっと具体的かつ身近に、「適切な食生活」が論題。
とはいえ、問題解決の企画テーマを選び、それについて論じるという高度なチャレンジは変わらない。
何を選ぶか、なぜそうなのか、という二段構えの問題構成は、一見過保護にみえて実は却ってギリギリと多段式に頭脳のベルトを締め上げる。
慶應をねらう諸君のみならず、勉強のなんたるかを実感するためにも、多くの受験生に一度は取り組んでもらいたいものだ。
もちろん作文表現のトレーニングとして、過去問まで遡ってチャレンジしてみることもいい。
19 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/16 15:42
さぁ、今度は早稲田の今年の英語について。
こちらはもっとも早稲田らしい政経学部をピックアップしてみる。

大問Iだが、実践的なジャーナリズムとは何か、について citizen reporter なる人々の活動について論じたもの。
credit, value, way あたりがキーワードで、これも簡単なようでいて、いや、簡単だからこそ抽象度は高い。
このレベルの文章読解は、やはり慶應と同じで、普通の勉強ではどうにもならない複合的な知性が求められる。
尤も、ここが早稲田的なのだが、設問は拍子抜けするほどに簡単、つまり精読できれば勝ち。

大問IIは、やや古臭いテーマ、つまり教育や知性についてのエッセイだ。
第9パラグラフ、 When accelerarion is not an option, or not a good one, enrichment can be.
ここで、ほぼ決まりだろう、acceleration と enrichment のここでのメタファーを掘り起こせれば勝ち、でなければ負け。
一部、文章の並べ替えもあり、けして流し読みは出来ないいやらしい問題だ。

大問IIIは刑務所収容者と犯罪発生件数についての、比較的硬質で論理的な文章。
早稲田の出題文の中ではもっともモダンなもタイプといえる。
第5パラグラフ、.... justice gap : the gap between recorded crime and convictions が読みとれたからといって喜んではいけない。
むしろここから先が込み入っており、緻密な論旨展開なのである。

大問IVはアホみたいに優しい会話文。

大問Vは英作文だが、今回はスーパーが買い物客に対してビニール袋の提供を停止すべき-かどうかについて書け。
plastic bag の特に plastic ... はどちらかといえばアメリカ表現で、戸惑った受験生も多かったかもしれない。
それ以上に、賛否両論の微妙なテーマ作文はなかなか面白く、ビニール袋にしても、資源の観点、店員の手間隙の観点、一旦使用したら再利用困難である点、衛生面、などなど、受験生の日頃の見識を問うものだ。
20 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/16 15:43
東大の英語<前期>だが、今回は「かなり」易しくなった。
高得点での競争となったことだろう。

大問の1(A) は幸福についての小稿。
第一パラグラフの ... who would receive in this way, regardless of merit, a free gift from the universe.
この gift が何か、意味深だが、ここからメッセージの本番が始まるわけで、
第二パラグラフは「そこここにあるささやかな幸せ-人為、善意、無償」というニュアンスに辿り着ければ解答はたやすい。

続く(B) は恒例の段落挿入形式のものだが、筆記用具(ペン)の技術的進歩についてシンプルな論旨に始まり、後段では筆者の私的蘊蓄に及んでいる。
どこか中途半端に終わった印象のぬぐえないテキストとはいえ、けして読解は難しくない。
むしろ、横国大や青学などで出題されても違和感のないものであり、時間のある受験生はここだけチャレンジしてみるのも面白いかも。
但し、段落挿入だけは正直なところ難しい - 選択肢のウが微妙、発表解答ではこれが含まれるとされているが、
前段の最後は技術進歩のプロセスで終わらせるべきであり、ウは除外すべきだと思うのだが……。

大問2(A)は、今日の必要な知識習得のために読書が有効か、を賛否両論にたってコメントするもの、
お題が抽象的であればあるほど、否定が難しいものだが、東大受験生くらいであれば何とか賛否とも解答出来るだろう。
つづく2(B)は、異常に易しい基本文法問題。

(さらにつづく3.ヒアリング問題はバカみたいに簡単だからコメントしない)

大問4(A) は(4)の末尾 ... certain familiar individuals they feel are not safe. が難度が高い。
というか、ここは not を省くべきだと考えるのだが、発表解答では familiar を省くべきだとしている。
どうも納得できない・

大門4(b) は she が誰を指すのか難しい……などと下らないレベルで立ち止まってはいけない。
エッセイはもともと分かりにくいものであり、それでも我慢して読み進めれば、下から4行目あたりの、
She was a great believer in not removing yourself from the kind of labour she considered natural.
という強力な一文にゆきわたる。
ここでもう一気に閃かなければ、たぶん全体のメッセージは読み取れない。
つまり、リアルに生きるということ、工業化や市場経済の利便性をリアルに身をもって知ろうとした母。
(3) の the cost の真意も、もう分かったと思う。
東大らしいといえば、なるほど東大らしい大傑作の一題だ。

最後の大門5は、やはり東大入試問題とは思えない易しい読解問題。
嘘と知性と世界についての易しいテーマ。
21 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/16 15:44
次に京大だが、上述したとおり英語の論文問題が見当たらないので、
今回はヒアリングを除いた統一の英語問題のみふれる。
問題構成は読解要約というシンプルなもので、引用文の性質も阪大、お茶女子、東北大あたりに似ているのも例年通り。
だが、それらの中でも京大のものが一番「難しい」。

大問Iは、意識(気)の所在をハード・ソフトの両パースペクティヴから捉えており、
ハードとしての mind の存在をここではとりあえず帰納しているわけだが、
そこまで読み取れれば、何とか日本語にはなる。
下線部(1) の ... so the accumulation of events has acted as an ongoing frames of reference for evaluation what comes next.
が重要なヒントとなるが、さらに強烈なヒントは実は直後の文章にある。
... the key to unlocking that most controversial of issues: the physical basis of the mind
ここで勝負あり。
とはいえ、詰将棋のような緻密な展開の京大英語は、文章量とは裏腹にきわめて多くの知性を動員する。

大問IIは、材質、形状、機能についての小稿。
これまた大問Iと同様、どのような見解を帰納しているのか、その緻密な展開についていって欲しい。
かつては素材が道具の機能を決定していたが、工業化進展とともに、機能が製品とその素材を選ぶようになった由。
最初のパラグラフは正直なところ語彙の難度が高く(大人向けの英字新聞みたい)、少し躊躇しそうになるが、
つづくmaterial, object, purpose, fabricate あたりから、この文章の「世界」が認識できるはず。

大問IIIは英作文で、これは簡単な部類。
(1) は、低俗なやつ、顰蹙を買う、潤滑油などの和訳でいちいち躓くなかれ。
短い課題なのだから、一気に読んで、それから表現を思い当たれば - あるいはねん出すればよい。
(2) では、懐かしい思い出、という表現に失笑してしまった受験生も居たことだろう。
これは英作文ならではのトリックで、思い出なんだから、是非をとわず懐かしいに決まっている。
問題は、処分する、と、買い取って、である。
これは売買の用語を用いて、下取り処分= sold under trade-in terms などと書ければそれに越したことはないが、
そこまで知らなくても、楽器などの買い取り業者が修理再生までしていることを考慮し、平易な英語でまとめてもいい。
22 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/16 15:45
受験関係者にとっても、四谷学院ファンとしても、一橋大の英語を解説することは単純に最高の喜びである。
理由は、一橋大の英語こそは、もっとも「英語らしい」読解文の出題であるからだ。

今年の出題テーマは、大問のIが移民・国籍の解釈論、大問のIIが男女の相対関係における各々の幸福感について。
後者はといえば、相対的な論旨展開の微妙なギアチェンジが英語ロジックの厳しさを却って知らしめてくれる。
定義の難しさ、相対的価値のギアチェンジ、と、どちらの問題もまさに英語のための、英語でしか書けないテーマ文章だと断言していいだろう。
慶應義塾大やICUの英語型ロジカルシンキングを更に「厳しく」求めつつ、同時に一般教養の幅広さを厳しく求めるものともいえる。
大学受験に限ってみれば、一橋大の英語こそは、東京外語とならび最高峰の英語の理想像である。
23 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/16 15:46
では大問Iだが、migration, immigration, emigration, natinals, ideology あたりは55でもしつこく指導しているようだが、
このくらいの語彙判別ができなければ一橋や早慶クラスを受験する資格はない。
citizens を知っていれば、citizenship は市民権だと類推するくらいの意訳センスは必須。
で、まず、帰還移民の規模を把握しづらい理由は、という出題については、dataが……と続く第3パラグラフをそのまま記せば妥当だが、
最大のヒント語は estimates である。
次段落には、ドイツからイタリアへの帰国移民の両国での計数結果の差異が事例としてあげられ、この論理的な意味からestimats のメッセージを逆算してもよい。
つぎに、下線部和訳の問いは直訳は簡単だが、histroies, ideologies, and structures と並ぶ新たな評価材料を慎重にふまえながら訳そう。
直後の第6段落において、市民権と国籍の享受にかかる定義づけのマトリクスを記してあり、これはまたずいぶんと過保護なサービス問題だと思われる。
さらに次の competing models の具体的な内容だが、ここではもう cultual assmimilation, one-sided process, multicultualism とシンプルな論理対比が易しい。
こうしてきちんと読みこなしていけば、最後の空欄補充問題などそれこそバカでもわかるはず。

大問II こちらはクスクスと心中で失笑を漏らしながら読み進めた受験生も多かったと思われる。
フェミニストのおばちゃんなら、笑うどころか複雑な表情を浮かべるかも?
けして普通の受験生に読みこなせるレベルではないが、実によくできた論理のギアチェンジ展開なのである。
まずトリッキーなのは、本稿はまず「男性の境遇は過去に比べ、対女性において幸福感を覚えるようになったか」という切り口から始まっているのに、
第5パラグラフから「女性の満足感」へと価値判断の尺度がシフトし、女性はちっとも幸福にはなってないのよ、というところ。
さらに第8パラグラフでは、女性の幸福感は「男性の貢献方法次第」と。
最後の第9パラグラフでは、(大問Iと同じく) expectation という語が決め手だ。
相対的な幸福感の議論において、沖合のブイのごとく干満問わず浮かび続けるキーワードとなっている。
男女の幸福感、どっちもどっち、という微笑ましいメッセージを見出せば、両者緊張関係への解決策は、と文意をまとめられる。
なお、本文は最初から6行目の .... one group of Americans : consevertive radio talk show hosts who claim ... that it proves ... が戸惑うところ。
Americans が トークショウの hosts であることに気付いてほしい。
下線部和訳のところは、Whether she believes のあとに (or not) が隠れていて、
that (直前に言った、今の女性は情動を安定させてくれる男性が欲しいということ)describes her husband is now the single best indicator of a woman's happiness in marriage.
となっていること、是非とも読み取ってほしい。

大問III の英作文は、以下のテーマのいずれかについて書け、というものだが、是非を明示しろとは求められていないので、まだ救われたか。
選択テーマ: ユーモアのセンスは人生で最も重要な素養のひとつである / 日本は豊かな国である / 10年後のあなた のいずれかについて150語以内で書けというもの。
一橋を受験する学生なら、「日本は豊かな国」について選び、GDPや経常黒字などの額面を引用しつつ、技術革新で日本はモノが余り=デフレに突入するほどだ、とまとめるのが一番簡単。
10年後の自分、は意地悪なテーマ、若い連中はそんなこと真面目には考えていないし、またそれが普通で健全でもある。
ユーモアのセンス云々は、何をもってユーモアというべきか巧みに書き抜けつつ見解を述べるのに、150語はいくらなんでも無理だ。
24 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/16 22:39
全部簡単すぎだよ。
やっぱり俺は四谷に合ってない。
辞めようか迷う。
25 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/17 03:13
じゃあ辞めろ

自分の信じた道を行けば良いんじゃね!?
26 名前:名無しさん@55段階制:2009/06/18 08:53
四谷学院は勉強している時間としない時間がはっきり分かれる。
中途半端な状態で適当に遊ぶ瞬間がない。
だからギブアップするのも早いとも言えるが。
27 名前:名無しさん@55段階制:2009/12/02 15:48
>>23はワロタ。中途半端な知識と分析力の露呈。
28 名前:名無しさん@55段階制:2009/12/08 12:31
赤本の解説じゃねぇかwww
29 名前:名無しさん@55段階制:2009/12/12 10:52
うざい
30 名前:名無しさん@55段階制:2010/02/27 16:44
まあ所詮が四谷、
31 名前:名無しさん@55段階制:2010/02/28 09:25
さめる
32 名前:名無しさん@55段階制:2010/12/24 14:16
>>22
確かテキストにも一橋の問題は結構載っているよね。
精神的な余裕を失わずに(笑)頑張ろう!
33 名前:名無しさん@55段階制:2010/12/26 13:28
よし。
34 名前:名無しさん@55段階制:2010/12/27 02:20
テキストは確かにすごいけど、一橋英語を解説出来る講師は絶無という

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