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小説家希望に告ぐ ~お題に沿った小説を書け~

0 名前:名無しさん:2004/11/25 12:49
まぁ、題名のとおり。ここなら技術力などがあがる
第一回は「林檎」で
ちなみに荒らしは虫の方向で
1 名前:匿名さん:2004/11/25 14:30
林檎
噛ったら口の中に甘い香りが広がり、同時に酸味が舌を穿つ。
あの日を例えるなら、まさに林檎が適当であろう。
幸せに内在する僅かな不安。
あたかもそれは、完成された素晴らしい楽曲が演奏されつつも、たった一人のヴァイオリニストがミスしてしまったかのような不況和音。
演奏会場に予期せず生まれたイレギュラー。
どんなに甘く完熟した林檎を食べても、その不響和音は無くならない。
物事に完璧など存在しない。
それは事実であり真理だ。
そんな当たり前のことさえ忘れてしまった僕の間違いが…それが起因してしまった忘れられない出来事が…あの日に集束する。
そう…あれはまだ陽が昇ろうかという、薄暗く薄寒い朝だった。
いつものように白のジャージを着て、柔軟運動を終わらせた僕は軽快に走り始めた。
2 名前:イヌ ◆rEcgQQO2:2004/11/25 15:33
僕は誘われていた。
初めて通った道で、思いもよらぬ再会。
たまたま仕事が早く終わって、今日は寄り道をしていた。
まさかこんな所で君に出会えるとは思ってもいなかった。
久し振り…。心に思ったが恥ずかしくて口には出して言えなかった。
あまり人通りの無い商店街の外れの一角。
日が落ち始めて少し薄暗くなっているはずなのに君は眩しい。
君の姿、君の甘い香り、君の色…全てが僕の本能を滾(たぎ)らせる。
まるで闘牛士にに誘われている哀れな牛の様に、僕は君の姿に心を奪われていた。
君の美しい赤いドレスもいい。
でも僕はそのドレスを脱ぎ捨てた先にある、君の濃厚な甘さが何よりも…。
丁度今は君の周りに他の男は誰もいない。僕だけ?僕を待っているのか?
息を飲み、はやる気持ちを抑えた。
どうしよう…。
今日、家では彼女が美味しい料理を作って待ってくれているというのに…。
僕は幾度と無く誘惑に負けた。いつも僕を美味しい料理と笑顔で迎える彼女を何度も困らせてしまった。
しかし、もうこんな思いは…。僕は…。
だが…。いや…、ダメだ…。君を…放ってはおけないんだ…!
そう。堪え切れなくなった僕は物欲しそうな顔で、遂に君の前へ…。
「こんばんわ。」
「…。」
君の目の前で、僕は笑顔の素敵な若い女性に声を掛けられた。
「っっ……!」
息を飲み、緊張の糸が切れた僕は女性にこう告げた。
「そこにある林檎…僕に全部くださいっ…!」

禁断の赤い果実は今も尚、人を誘惑し続けている…

引っ張るだけ引っ張って八百屋さんでしたってオチですわ
3 名前:サンサース:2004/11/25 17:36
見舞いに行くのに手ぶらではダメだと思った僕は
近くのスーパーに寄った。
見舞いといえば果物しか浮かばない僕は
なんとなくで林檎を3つほど買った。
林檎だけがごろんと入ったビニール袋を提げ
僕は先生の家に向かった。
先生の書いた略地図はまるで中学生のらくがきだったが
聞いた説明も照らし合わせて何とか到着した。
3階建ての、小さなマンションだった。
部屋番号をたどってようやくつくと
先生は部屋着らしく、トレーナーにラフなズボンを着ていた。
しどけない感じで眠そうな先生が新鮮だった
なに買ってきたの?と先生は僕の荷物を見た。
林檎3つにあきれた表情をするので、
僕は言い訳をするようによくわからなかったんだ、とつぶやいた
部屋は一人暮らしには広めの、2LDKだった。
家具は少なく、シンプルで特別華やかではなかった
小さな畳の部屋には布団が敷いてあり、
ベッドじゃないことに僕は驚いた
すると先生は林檎を取って、林檎なんて剥けるの?と問うた。
僕は少しためらいながらもたぶんムリ、というと
先生はもう、といって台所に向かった。
病人の先生を台所に立たせているのはばつが悪くて、
僕は何かやることがないかときくと
先生は今時林檎くらい剥けないとダメよ、教えてあげるから来なさい、と
僕を呼んだ
器用に切っていく先生の手さばきに僕は感心していた
あっという間にきり終わると先生はテーブルの上に林檎の皿を置いた
いそいそと食卓に着く 悲しいことにひとり身なのにイスが4つ
僕が林檎を食べていると先生はテーブルに突っ伏してしまった
あ~、つかれた、とうなるように言った
一人暮らしなのに4つもイスがあることを僕が言うと
親がたまに来るの、と言った
半分くらい食べ終わると僕は先生に食べないの?ときいたが
先生は食欲ないの、と突っ伏したまま言った
僕は残りも食べていると
林檎好きなの?と先生が聞いた
別に好きじゃないけど、こんなときしか食べないから、と僕は言った
先生はふ~んと生返事だった
4 名前:匿名さん:2004/11/25 18:10
>2
着眼点等、最初の方はいいと思うが文章が口説い。
>3
微妙にスリルがあって面白いと思う。
>4
最近の小説の読みすぎ…つまらない。
5 名前:匿名さん:2004/11/25 20:34
今日、僕は生まれて初めてできた彼女を初めて家へ連れてきた。しかし緊張してか、いつもは自然と出るなにげない言葉を喉がふさぐ。しばらくの沈黙が続いた。そのとき僕は食卓に置いたままになっていた赤く光るものが目についた‥。
「りんご……」
…「…ゴリラ」 彼女が続けた。
「う~ん、ラッパ」
……。 「……パンツ」
僕はまだ見ぬ空へ飛び立った…!!
6 名前:匿名さん:2004/11/25 21:05
女性-人類がこの地に生れ落ち何千年と言う月日を経た今日でさえ-
最も身近で、最も詞的で、最も素敵で、最も美的で、最も不思議な生き物。

人は酔う。様様な美酒に、酔いしれる
remember.Yang kuei fei・・・
まるで禁断の果実-アダムとイブのエデンの園とまではいわないがそれでも-
時として人は命を釣り合いに賭けて、求め、尽きる。

酒と女。一本の線で結ぶことができるのは不和と原罪、そして官能の残り香。

私には理解が出来ない。けれど-まぁいい。まぁいいのだ。
無論解らないというのは気にいらない。、少しずつ理解はさせてもらうが、
これからゆっくり、ちゃんと考えて-
理解させてもらうけれど-しかし、どう転んだとしても、君が私のそばに
いてくれると言うのならば-それで良しとしようではないか。
ほろ苦いのも好みではないが、かくいう私は甘い物には目がないのだ。

私は、部屋にある林檎を軽く齧った。
グラスの中にはpomona。
7 名前:2:2004/11/26 04:18
ムズいなぁ。
次、20ゲトした人がまたお題を決めるってのはどうかな?林檎にも限界あるし。
リベンジしたる
8 名前:スレ主:2004/11/26 10:49
まさかこんなにカキ子してくれるとは・・・w皆小説家なりたいんだねぇ
9 名前:スレ主:2004/11/26 10:52
さて俺も投下しようかね・・
10 名前:スレ主:2004/11/26 11:01
>>5
そうか?まぁいきなり酷評はまずかろう
11 名前:イヌ ◆rEcgQQO2:2004/11/26 11:06
>>8
実は小生、小説家希望ではありません。
日本語の勉強にやってきましたんで
12 名前:スレ主もとい祥点:2004/11/27 09:13
>>8
それは良い考えwそうしましょう
>>12
それでもイーでしょwしかし小生か・・・久方ぶりに聞いた
●感想
>2
あの日>>林檎っていうタイトルなのになんだか気になる小説にw
ただ、物語の主旨がわかりにくいです

3>>笑える小説は良いですねぇ。秀作。これからもガンガって下さい

4>>中学生、高校生にうける恋愛物・・・といったところですか。
文の書き方は良いと思いますよ。ただ少しありきたり感が・・・
恋愛ものはソコがネックですよね。いかにありきたりでない物を作るのか。
5>>これからも感想カキよろしくお願いしますね。辛口でw
6>>ラブコメのワンシーンにありそうな・・・(笑
   中学生などにうけそうですが・・・
7>>この主人公好きです。理屈屋っぽくて
   とくに気になった所は無かったです。素直に読めました
13 名前:匿名さん:2004/11/28 02:37
林檎投擲
手から離れた林檎は人体をも打ち貫く
林檎蜂の巣
無数の弾丸が貫くがそれでもなお林檎は林檎である
林檎歪曲
盤石たる林檎を誰も歪めることはできない

林檎は強く美しい それを食す私はこんなにもはかなく卑しいのに
14 名前:匿名さん:2004/11/28 10:11
>7
相当書きなれてる感じがする。うまいね
15 名前:匿名さん:2004/11/30 09:46
たてにげか?
16 名前:祥点:2004/11/30 10:49
>14
んー・・?すいませんあんまり理解出来ないです
理解出来たかた居ます?教えて下さい
建て逃げはしませんがテスト前なので^^;
17 名前:匿名さん:2004/11/30 13:03
最後の一文が言いたかっただけだと思われ
自虐オチね

つうか林檎ってムズ過ぎだろw
18 名前:匿名さん:2004/11/30 13:27
じゃー次の人
題を決めて下さいー↓
19 名前:四方みな楚の歌:2004/11/30 13:33
「りんご木から落ちるものなんだって」今年5歳になった娘が言った。その可愛
らしい言葉に思わず微笑んでしまった。娘を預かっていた私の兄に話を聞いてみ
ると娘が本を読んでくれとせがむからニュートンの伝記を読んで聞かせたとのこ
とだ。5歳の娘に万有引力の話が理解できるはずも無く、林檎が木から落ちると
ころに都会育ちの私の娘は妙に感動してしまったらしい。娘はその新しい知識を
私に披露したかったようだ。私は娘の頭をなでながら「今度、おじいちゃんの家
に行ってみようか?りんごの木があるよ。」娘は顔一杯に喜色をりんごのように
浮かべ、実が落ちるように頷いた。「それがいい。孫の顔見せてやれ」兄も嬉し
そうにいった。私は照れ笑いを浮かべ「恥ずかしくてね。俺のことを許してく
れているのは兄貴に聞いて知っていたけど。」私は今はない妻と結婚に反対され
10年前、家出同然で家を飛び出してしまった。「雪が降るといいね。雪も見せて
やりたい。」「もうすぐ冬だからな。」ここの空はきれいな秋晴れをしていた。
20 名前:匿名さん:2004/11/30 13:55
文章が綺麗ですな
すらすらと読めました
お題を決めないと・・
21の方お題を決めてください
21 名前:匿名さん:2004/11/30 15:19
「声」なんてどうだろう
22 名前:祥天:2004/11/30 15:30
それじゃあ第二回は声って事で
23 名前:匿名さん:2004/12/02 01:48
ボクは今、君になっている。

君は君から-本当の意味で「そんなこと」が可能な人間など誰もいないのかもしれない。
君は恥じるべきでも、嘆くべきでも、憂えるべきでも、労うべきでもなく-
ただ逃げている。だから、君にはボクは見えない。

いや、見えているし聞こえもするし、感じているはずなのに
それを直視することが出来ない。どうしても瞳を逸らさずに入られない。
・・・だからボクは誰にも見えず。誰にも気にされない。

君の耳元でいくらボクが声を荒らげていても、君はボクの吐息すら感じない。
誰も逆らえず、誰も止められない-人が弱い生き物である限り-ボクの声は届かない。

ボクは言葉遣い師。許多の声色との数多の調和音で君に語りかける。
君がボクを見つけたとき、君は栄華の軌跡を単位にたどる-あるいはそれは減衰なのかもしれないが-
歓喜の産声がそこに聞こえる。
24 名前:匿名さん:2004/12/02 03:33
オナニーは人目につかないところで
25 名前:サンサース:2004/12/02 10:34
僕の声は低くていたく通りが悪いらしい
「え、なに?もっかい言って」
これ、結構傷つく
ずっと、コンプレックスだった
僕の声
自然と口数は減って、歌なんか怖くて歌えなかった

でも僕は救われた
「低い声、いいね」
合唱祭の練習のとき君が言ってくれた言葉だ
人懐っこいから
のどぼとけを触ったり
僕の胸板にさわって声が響くのに喜んでいた
僕も自然に、声を出して笑うことができたんだ

何かを食べながら、歯ブラシをくわえながら
僕は相変わらずもごもごとしゃべっている
それを拾って言葉を返してくれるとき
君にとってはちょっとしたことなのかもしれないけど
僕はとっても君がいとおしくなるんだ
26 名前:匿名さん:2004/12/05 07:51
>>23難しすぎてわからなかった 比喩的過ぎて
>>24そうだね
>>25ちょっと上手いと思った

「声」難しいのか止まってますがどうでしょう?
27 名前:匿名さん:2004/12/12 17:17
リンゴ食べたら2倍出た。
リンゴ食べたら3倍出た。
リンゴ食べたら4倍出た。
リンゴ食べたら彼女がニシーン!!
28 名前:匿名さん:2004/12/23 15:00
白い、真っ白な風景の中に一組の男女が立っていた。

辺りはあまりに静かだ。男はこくりと口内にたまった濃度の高い唾を飲み込んだ。
「ユカ…」
 息だけで紡ぎだしたような、色のない声。
 だが、今の彼にはそれが限界だった。
 ユカは男の10メートル先で真っ赤な顔をして立っている。いや、涙ながらに男を睨みつけている。
 感情的になってはだめだ、だから男は体の前に両手を出し、どうどうと彼女をなだめた。
「だめだよ、ユカ。落ち着いて」
「タカシ…!」
 悲鳴のような小さな声が男の名を呼ぶ。意外に大きく響いたその声に、男はびくりと肩をふるわせた。
「ユカ…」
 男は囁く。
「君の気持ちはわかるよ。だから、とにかく帰ろう。な、それからにしよう? それでいいだろう?」
 男が指差した方向にこじんまりとした、木造の家が建っていた。
 だが、彼女に彼の言葉を聞くだけの余裕など残っていなかった。
「タカシ! わかってるでしょ! …わたしは!」
 彼女の声は大きすぎる。
 男は人差し指を唇にあてた。しーっ、静かに。
 それでも、彼女は止まらない。
「ふざけないでよ! わたしは怒ってるの! 全部、あんたのせいでしょ!」
 オレのせい!?
 男はこの言葉にとうとうカチンときた。
「なんだと!! 黙って聞いてりゃ何がオレのせいだよ! だいたい、おまえがスキーに来たいなんて、言い出さなけりゃこんなことにはならなかったんだ!!!
 遭難したのだって、おまえが地図をなくしたせいだろうが!! オレのせいなんかにされちゃ、たまったもんじゃあないね!!」
 めいいっぱいの大声で言いたいことを言い切って、はあはあと肩で息をしてから、男ははたと気がついた。
――――そういえば、なんだか地響きが聞こえてくるような…

オチは「雪崩」です。
ショートショートってむずかしいんですね。大変でした。
感想、おねがいいたします。
29 名前:イヌ ◆rEcgQQO2:2004/12/25 16:01
「あー…。」
ベッドの上に体を放り投げてケータイと睨み合っていたが駄目だ。
クリアボタンを押しっぱなしにして、メールの全文を消した。
(確かにあいつが悪かったような気がしたけど…。)
いつもの様にケンカ。
(前のケンカは俺が悪かったけど彼女が先に謝ってくれたんだよな。)
付き合い始めて二ヶ月。クリスマスも近いしどうせなら一緒に過ごしたい。
(順番で言えば俺が謝るのが筋ってもんだけど、今回は…。)
「やっぱり俺のせいかぁ?」
順番云々よりも後悔が先に出た。
「”さっきはごめん。ちょっと言い過ぎたm(__)m”。」
短い文章を打つも、首を少し傾げてまた消した。言葉が見つからない。
(分かった分かった。全部俺が悪かった。…でも何て送ろうかな…。)
下手に気取った言葉やこんな短い文章じゃ許してもらえないかもしれない。
(あいつは今どうしてるのかな…。いや、どう思ってるんだろうな…。)
まだ怒っているのかもしれない。
俺なんか忘れて他の男と一緒にいるかもしれない。
もしかしたら俺からのメールを待っているのかもしれない。
(よし…。)
一抹の不安を感じつつも、アドレス帳を開きケータイを耳に当てた。
「……。」
僅か五秒。長かった。
「あ、もしもし。俺だけど。」
窓を開け、星が見える夜空を見上げながら言った。
「今大丈夫?…うん、ちょっと話したくなってさ…。ほら…。」
(とりあえず…。聞いてみなきゃ分からない事だってあるからね。)

今の時代の当たり前になっているケータイのメールやここみたいな掲示板もそう。
声を聞いてみなければ分からない事は沢山ある…てな事を言いたかっただけ。
人間テレパシーなんて出来ないと思うので心のキャッチボールなんて言っても
結局頼る所は”声”なんですわ。ま、見てくれとか表情てのもあるけどね
30 名前:匿名さん:2005/01/21 12:14
age
31 名前::2005/01/27 12:45
夏。ある絵画展で、絵の勉強をする高校生の僕は一つの肖像画に目を止めた。
どこまでも広く広がる草原、澄みきった青空、そこに白い帽子と白いワンピースを着た少女が、ぽつんと立っていた。
顔は微笑みを浮かべて、僕を見つめている。「……。」 僕は…この少女を知っている。
それは、僕が小学生の頃だった。
一人の少女がいた。彼女は生まれつき、話すことができなかった。
それが原因でクラスの男子からいじめられていた。
僕は、いつもかばっていた。おかげで僕も同じようにいじめられていた。
好き…だったんだと思う。彼女のことが。
でも言えずにいた。
それからして、卒業と共に僕らは別れた。それ以来、会ったことはない。
まさかこんな所で、彼女に会えるとは思わなかった。
でも、何故彼女がモチーフになった絵が? しかも小学生の頃の…。

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