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NO.10619992

日本に2大政党制、是か非か

0 名前:ドキンちゃん:2003/11/21 05:13
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2大政党制、多党制の長所短所については{{{{{{{{{{>>10394697_6893}}}}}_2}}}}}{{{{{-6893_10}}}}}あたり
39 名前:名無しさん:2003/12/11 12:38
政党が組織されるのはどういう理由からなんだろうね
40 名前:名無しさん:2003/12/11 12:43
「寡頭制の鉄則」で有名なドイツのミヘルスは、労働者は一人一人では無力でも、多数が組織として集まれば強大な力を行使できる、という点を、当時のドイツ社会民主党結成の意義として記しているわけだが
41 名前:名無しさん:2003/12/11 12:45
確かに、20世紀初頭の社会民主党に限って言えば当てはまると言えなくもないな。
でも、政党っていうのは20世紀のはるか以前から存在しているんじゃないか?
42 名前:名無しさん:2003/12/11 12:50
ミヘルスの言うことは要するに「大衆組織政党」の説明にはなっても、「幹部政党」の説明にはなっていないんだよね。
43 名前:名無しさん:2003/12/11 12:54
っていうか、その「大衆組織政党」とか「幹部政党」っていうデュベルジェの分類だけどさ、デュベルジェの『政党』は発表されたのが1950年代あたりじゃなかったっけ?
50年前の本で発表された用語が21世紀の今なお大手を振っているっていうのも情けないよな。
44 名前:名無しさん:2003/12/11 12:58
いや、もちろん政治学の一分野として政党組織論もそれなりには進展しているよ。
ただ、社会学、心理学、経営学あたりでの組織論研究と比べてみると、行政学なんかは官僚組織研究とか相当進んでいるんだろうけど、政治学での政党組織論研究っていうのは、いまいちマイナーじゃないか。
45 名前:名無しさん:2003/12/11 13:06
自民党研究はわりと古くから文献が多いけどね。
理論研究となると、最近やっといくつか出てきたって感じじゃないかな。
46 名前:名無しさん:2003/12/11 13:07
つづくかも
47 名前:きなこ爺 ◆hW0nJ.FE:2003/12/13 13:20
ふむふむ。。。
48 名前:名無しさん:2003/12/17 10:58
意味ないけど自作自演が好き
49 名前:名無しさん:2003/12/17 11:01
大体、>>39は論点が広すぎて、問題設定としてはあまり意味がないんだよな。
50 名前:名無しさん:2003/12/17 11:04
政党の活動場所というのを考えてみると、大きく分ければ「議会」と「選挙」とがあるからね。
51 名前:名無しさん:2003/12/17 11:06
議会において政党がどういう意義を持っているかということと、選挙において政党がどういう意義を持っているかということは、個々に考える必要があるんじゃないか。
52 名前:名無しさん:2003/12/17 11:07
そうなると、なぜ政党が組織されるかという問題についても、二つの観点から検討する必要が生じるわけだな。
53 名前:名無しさん:2003/12/17 11:08
さらに言うと、一口に「政党」と言っても、政党にはあらゆる種類の「関係者」とでも言うべき種類の人たちが存在するからね。
54 名前:名無しさん:2003/12/17 11:09
政党の関係者の範囲をどこまで広げるかという問題だな。例えば「党員」という枠で区切るという方法が真っ先には思い浮かぶけど。
55 名前:名無しさん:2003/12/17 11:09
そういう形式的な区切り方は意味がないだろうな。政党によって「党員」が意味するものが異なるんだから。
56 名前:名無しさん:2003/12/17 11:10
伝統的には、どこの国でも共産党の場合は「党員」になるための審査は相当厳しいものがあるしね。
57 名前:名無しさん:2003/12/17 11:12
逆に、共産党とは全く反対側の極とでも言うべきなのがアメリカの共和党・民主党あたりだな。アメリカの両党だと、「党員」というのは、日本で言えばむしろ「支持者」に近い意味合いだっていう笑い話もあるくらいだからな。
58 名前:名無しさん:2003/12/17 11:15
さらに、仮に一つの政党だけに話を限ったとしても、「党員」にしても、議員と一般党員とでは、全く活動に対する思い入れも異なるだろうからな。
59 名前:名無しさん:2003/12/17 11:18
ま、要するにだ、>>39の論点はあまりに広すぎるから、政党組織を考えるにあたっては、こういうふうに整理できるってことだな。
・議会と選挙
・党員の意味合い
・議員と一般党員
60 名前:名無しさん:2003/12/17 11:18
ほかにもあるかもね
61 名前:名無しさん:2003/12/17 11:19
気が向いたら続くかも
62 名前:名無しさん:2003/12/23 02:01
自作自演スクール入ったきりいけてない
63 名前:ドキンちゃん:2003/12/23 02:03
これまでの政党組織論の大雑把な流れというのはどういものがあったんだろう。
64 名前:ドキソちゃん:2003/12/23 02:07
古くは、ウェーバーの貴族政党、名望家政党、近代組織政党っていう分類があるね。
65 名前:ドキンちゃん:2003/12/23 02:08
またウェーバーか。社会学者っていうのは何にでも口を出したがるなw
66 名前:ドキンちゃん:2003/12/23 02:11
19世紀から20世紀にかけては社会主義政党が台頭してくるけど、20世紀初頭のドイツ社会民主党での活動を元に研究したのがミヘルスだね。
67 名前:ドキソちゃん:2003/12/23 02:12
寡頭制の鉄則か。たとえ民主主義を標榜する政党であっても、組織が大きくなれば権力が少数の者に集中する寡頭制が生じるのが鉄則っていう奴だな。
68 名前:ドキンちゃん:2003/12/23 02:14
ミヘルスは寡頭制が非民主的であるとして批判しているわけだけど、組織が大きくなると、党員の性質から同一性が失われるのは当然だと思うけどな。
単なる役割分担だろ。
69 名前:ドキソちゃん:2003/12/23 02:16
組織が大きくなれば、組織運営における能率向上を考えれば、役割分担はむしろ必要だよね。
70 名前:ドキンちゃん:2003/12/23 02:17
それに、組織が大きくなると寡頭制のような権力の集中とは反対の現象も起きるけどな。大組織ほど組織が分裂して派閥みたいなのができるだろ。
71 名前:ドキソちゃん:2003/12/23 02:18
結局、ミヘルスの政党組織論は政党の一類型を説明できるけど、政党一般論は説明できないってことだね。
72 名前:ドキンちゃん:2003/12/23 02:19
次に、政党組織論としては必ず名前が挙がるデュベルジェだけど。
73 名前:ドキソちゃん:2003/12/23 02:20
またデュベルジェかw
っていうか、ミヘルスもデュベルジェも社会学者なのかね。
74 名前:ドキンちゃん:2003/12/23 02:22
どうなんだろう。ただ、デュベルジェの本は原題は『政党』なんだけど、日本語訳はなぜか『政党社会学』なんだよね。
75 名前:ドキソちゃん:2003/12/23 02:27
政党の組織を研究するのは社会学、という暗黙の了解でもあるのかね。
76 名前:ドキンちゃん:2003/12/23 02:30
ま、それはともかく、デュベルジェといえば幹部政党と大衆組織政党なわけだが。
77 名前:ドキソちゃん:2003/12/23 02:32
幹部政党と大衆政党とを、無茶苦茶簡潔に説明すれば、前者は議員が議会の内部から議会の外部に向かって政党を組織し、後者は非議員が議会の外部から議会の内部に向かって政党を組織しているってことだよね。
78 名前:ドキンちゃん:2003/12/23 02:36
で、まー、前者より後者の方が民主的で進んだ政党だから、将来的には前者が消えて政党はみな後者になるべきだ、っていうことなんだけど。
79 名前:ドキソちゃん:2003/12/23 02:36
現実は、イギリスの保守党も、アメリカの共和党も民主党も、日本の自民党も、いまだ健在なわけだが。
80 名前:ドキンちゃん:2003/12/23 02:38
そこでキルヒハイマーが言うように、「イデオロギーの終焉」によって、政党は「包括政党」に変化したってことになるんだよね。
81 名前:ドキソちゃん:2003/12/23 02:40
幹部政党も大衆政党も、従来の支持層だけを向いた政策を掲げるのではなく、いわば「国民政党」として、あらゆる階層からの支持を獲得しようと、生まれ変わっているわけだね。
82 名前:ドキンちゃん:2003/12/23 02:42
日本の例だけど、自民党と民主党との区別がつきにくくなったり、共産党ですら「国民が主人公」とか言ったりしているからなあ。
83 名前:ドキソちゃん:2003/12/23 02:48
それで今度はパネビアンコが、政党は選挙プロフェッショナル政党に変化するって言うんだけど、選挙プロフェッショナル政党っていうのが、いまいちわかりにくいんだよね
84 名前:ドキソちゃん:2003/12/23 02:54
選挙プロフェッショナル政党という発想はこういうことだな。
イデオロギー時代が終焉し、選挙民には階級帰属意識が消えつつある。
選挙民が政党を評価するのは、階級ないし政党への帰属意識によってではなくなった。
現代の選挙民は、政策によって政党を評価する。
ゆえに、政党は、いかに優れた政策を掲げているかを選挙民に対して示さなければならない。
ゆえに、政党にとっては選挙対策が最も重要な任務となる。
ゆえに、政党内部で、選挙専門スタッフが重要視される。
85 名前:ドキンちゃん:2003/12/23 02:57
でも、この主張って、伝統的なライン・スタッフの組織理論に真っ向から反することになるな。
86 名前:ドキソちゃん:2003/12/23 02:58
ライン・スタッフ組織論におけるスタッフっていうのは、組織の上意下達構造から独立していることにその特徴があるからね。
87 名前:ドキンちゃん:2003/12/23 02:59
スタッフっていうのは、組織から独立的な立場にあるからこそ重宝されるわけだから、そのスタッフが政党の中枢を担うっていう論には無理があるんじゃないかな。
88 名前:ドキソちゃん:2003/12/23 03:02
例えば、政党が選挙対策としてテレビCMを流しているわけだから、選挙(宣伝)が重要っていうのは事実だけど、テレビCMなんて外注で十分間に合うからね。



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