NO.10452408
LE1(LV)早慶上智文系
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9 名前:匿名さん:2004/01/04 09:08
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1993年(平成5年)4月24日土曜日(23日発行)の日刊ゲンダイ
『ライバル講師にイヤガラセ手紙100通』
予備校業界の大手、代々木ゼミナールの超人気講師の妻が、生徒を装
って夫の同僚講師たちに、イヤガラセの手紙を出し続けていたことが分
かった。予備校講師同士のライバル意識は受験生並みのシ烈さだが、当
の予備校は「たんなる講師間のトラブル」と、この不祥事にフタをして
いる。
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「私は○○先生のファンです。策略、ちくり、いろいろ悪いことをして
、やっと人気をつかんだのに、?自分の実力?みたいなことを言うあな
たとは、人間のレベルが違います」
大手予備校の代々木ゼミナールの講師数人に、二年ほど前から、こん
な内容の手紙が届き始めた。中には三十通も送りつけられた講師もいて
、代々木ゼミの中でもひそかに話題になっていたという。
「はじめは無視していたのですが、あまりのもしつこいので同僚に話し
たところ、?私にも来ている?という講師が数人出てきたのです。イ
ヤガラセの手紙を照合してみると、いつも手紙のなかで褒められている
講師がいて、筆跡がその講師の奥さんの字体とまったく同じだと分かっ
たのです。イヤガラセの手紙は合計百通以上。講師批判の手紙は代々木
ゼミの本部にも送りつけられていました」(ある講師)
問題の講師は私大コース上級英語を受け持つN氏。千人以上の受験生
を集める超人気講師で、代ゼミの看板センセイである。そのN氏は今年
の初め、予備校側から三時間にもわたって問い詰められ、しぶしぶ?犯
行?を認めたという。
それにしてもN夫妻はなぜこんな手紙を出し続けていたのか。予備校
関係者が言う。
「講師の給料は週一回二、三万円から、N氏のような年収数千万円ま
でさまざまですが、この査定は、学校側の講師評価と受講者動員数で決
まるのです。となると必然的に講師はライバル意識を持たざるを得ない
。N夫妻は他の講師にヤル気を失わせ、学校側に他の講師の評価を下げ
させようとイヤガラセの手紙を出し続けていたのです」
講師にとって生徒を一人でも多く集め、評価を上げられるかどうかは
死活問題。受験生以上の過当競争が、ニセ手紙まで飛び出させたわけだ。
もっとも、代ゼミ当局は「あくまでも講師間のトラブルで、われわれ
が介入する問題ではない」(教務本部)と、この?不祥事?を不問。お
トガメ無しのN講師は、今も元気に教壇に立っている。