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『出題形式別 英文読解 論理と解法』(代々木ライブラリー)

14 名前:匿名さん:2004/11/24 10:09
5 名前:代ゼミ講師 投稿日: 2002/10/20(Sun) 22:35
今日少し時間があったので富田一彦代々木ライブラリー「出題形式別英文読解論理と解法」という本を読んでみました。最初の三問の解説を読んだ感想を述べます。結論から言うと、富田氏の解説には強引な論理の飛躍が多く見られ、批判的に参考書を読めない受験生がこの本を読んだ場合、混乱を助長し、英語を理解するうえできわめて有害なのではないかという印象をもちました。
以下、私がおかしい、と感じた箇所を順に示して行きます。
まず下線部和訳問題1について。
問1の解説に「このとき、文頭の~の位置を移動するとすっきりする。これで、ちょうど前置詞ofは下の行の前置詞as toに対応するとわかった。」という記述があります。富田氏は何を根拠に「文頭の~の位置を移動する」といっているのでしょうか。この解説を読んで納得のできる受験生はいるのでしょうか。もし、納得できる人がいるとするならそれは「ofには as toと同様、~について、という意味がある」という知識をもっている人なのです。つまり、富田氏の主張は「英語を読むのに知識は不要」ということであり、英語はきちんと論理展開をして行けば必ず読める、というものですが、彼が独自の論理展開をする際、その重要な部分を知識があることを前提としているのです。今、私が書いていることは学力の高い受験生には容易に理解してもらえると思えますが、力のない受験生の場合、富田氏の論理に大きな飛躍があることを読みとれず、「やはり、英語は知識ではなく、論理的思考なのだな」、と言う感想だけを持ってしまいます。
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