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【ダンクショットor偏差値アップ】中堅講座【なにがいいんだ?】
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74 名前:某担任@東進:2006/11/05 16:16
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>>72
せっかくですから、レスを。
よく考えてあると思いますが…
●山中先生のダンクショットは、結果的にはちょっと「きつめ」の講座です。文法IIからすぐにダンクショットに進むのはやめたほうがよいでしょう。ダンクショットの2学期に入った時点で長文についていけなくなる可能性が高いです。文法II→偏差値アップの流れの方がしっかりと「暗記する」には向いています。ダンクショットは、その次にやる方がよいでしょう。
●文法IIと文法IVの落差は大きく、この変化についていける人とついていけない人がいます。文法IIは〈万人向け〉という感じで受講しやすいのですが、文法IVはかなりの知識量を要求しますので混乱してしまうことがあります。吸収力の点で余裕があれば文法II→文法IVでもよいですが、文法問題に苦労しているのであれば文法II→総合IIIの方が結果が出ます。総合IIIは、長文の講座に見えて実際は文法の定着を目指すもの、と考えたほうがよいからです。
●文法IVと偏差値アップでは、文法IVの方がレベルが高いので、ここの順番はあなたが示しているのとは逆の順の方がよいでしょう。
●文法Vが入っていないのが、個人的には少し寂しい感じを受けます。計画の後半を長文だけとするよりは、文法Vを並行させたほうがよいでしょう。高2のうちに偏差値アップが終わる(かつ理解できている)くらい順調に進むのであれば、その次の文法はIVよりもVとする方が難関大学への対策となります。
どの講座を、どのような順番で進めるか、には基本的な考え方はありますが、実際には個々の生徒の状況に応じてかなり変化します。生徒の適性と講座の特徴をいかにうまく組み合わせるか、が担任の腕の見せ所です。(そうでなくては「個別カリキュラム」が泣きます。)