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英語の先生

3 名前:僭越ですが:2005/04/24 03:07
 自分も高校の担任をしていた英語の先生に憧れて、医大の付属高校
にいながら、旧・国立一期校の教員養成系に進みました。教員採用試
験は、ちょうど第二次オイルショックの後の不景気の時期で、私が卒
業した大学でも、英語では合計4人が同じ県に挑戦しましたが、合格
したのは私だけでした。当時は今と違い、各県が独自の日程でバラバラ
に採用試験を実施していましたので、私が受けた県は、実施時期的には
全国でも最初の月に実施されていた関係上、競争率も課なら利高く、
多分18倍くらいであったと思います。

 しかしながらそれが人生の誤りであり、自分は人生を台無しにしたと、
今でも「悔恨」の念をもって毎日生活しています。結局体力に余力があ
るうちにと、50歳を目前にして、昨年3月に某県の県立高校の英語教員
を辞しました。
 >>0 さんは恐らく大変に優秀な高校に在籍していると思いますが、
くれぐれも自分の高校を規準に考えないようにして下さい。
 私は底辺校ばかりドサ回りされてきましたので、どこも授業が成立
する以前の問題を抱えていました。
 >>0 さんが若し、生徒からおちょくられたり、罵詈雑言を浴びせら
れたりしても、又、授業中に黒板に文字を書いている時に、物を投げ
つけられたりしても耐えられる体力と精神的忍耐力があれば、教員
を目指してもよいと思いますが、少しでもそれらに不安があれば、
高校の教員はお勧め出来ません。
 午前7時半くらいから一日平均12時間、土・日も休めないのが教員
の世界ですので、並みの体力ではとても勤まりません。底辺校に廻
されれば、一日の相当部分を「立ち番(校内や校外を巡回したり、
門番をしたりする仕事)」で過ごさなければならない上に、放課後は
会議の洪水で自分の教材研究や定期試験の作成・採点等は全て私的な
時間を潰して行わなければなりません。仕事が立て込んでくると、一日
2~3時間の睡眠時間で切り回さなければならないこともあります。
 あと後2年後の2007年から、どの都道府県も団塊世代の大量退職が始
まりますので、>>0 さんが大学を出る頃には、教員の世界は「広き門」
になっていると思います。しかしながら、現状は上記の通りですので、
生徒がしでかした「刑事事件」の後始末等の警察問題も扱わなければ
ならないのが、教育現場の現状である事と、直近の数年間は、その都
道府県でも、異常なほどの人数が「倒れている」現実を認識した上で、
教員を目指して戴きたいと思います。
 私が勤務していた職場でも、第一学年の担任団6人(6クラス編成)
のなかで、一年間に3人が倒れ(=一ヶ月以上の療養休暇を要すると
いう意味で「倒れた」という語を使っています)たこともありました
し、今でも思い出すと「滂沱と涙」に暮れますが、40歳代で前日まで
元気であった方が、突然死された事もありました。

 若しどうしても英語の教員を目指されるのでしたら、そこそこ
以上のレベルの私立高校をお勧めしたいと思います。ただ、転勤の
ない職場では、人間関係が難しい高校もありますので、その辺りは
事前によく調査して下さい。
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