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埼玉県高校入試総合スレ[2]
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303 名前:匿名さん:2010/03/06 02:16
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保護者です。夫は高校教師。私も講師です。
今回の入試改革をめぐる感想をいくつかあげたいと思います。
1 親も子どもも入試改革の内容をよく理解していない。
内申の点数化や各校により選考基準がまちまちなことなど
正確に理解していない。内申が低い男子が内申配分の多い
高校を受験し、不合格になるケースも。
また、中学校教師も開示されているような基本的事項を
知らないなどのケースも多い。これは複数の同僚たちが
中学校訪問しての感想。ゆえに、三者面談等で的確なアドバイス
などができてないことも推測できる。
2 後期が予想以上に高倍率となった。
当初、高校側は前期で不合格になったものは私立に流れるのでは?
と危惧していた。精神的にもかなりきついので。ふたを開けてみれば
県も予想以上の高倍率となった。夫の高校ではどこにこんなに中学生
がいたのかと、昨年までの倍率と比較して話しているらしい。
3 北辰テストのあり方を再考するべき。
100点満点、記述の割合の増加、経過点など今年の入試は傾向が
変わることが早くから指摘されていたが、北辰テストは点数こそ100点
満点としたが、私だけかもしれないが従来の問題傾向とさほど変わっていない
ように感じる。塾等で独自に記述などの対策をしていないと、受験生は過去問
ぐらいしか頼るものがないのでこのあたりは再考するべきと思う。
ヒアリング、作文が1月だけというのももってのほか。
4 3学期の中学校生活への影響
前期で不合格になった生徒は、後期まで学校を休んで家で勉強する子
もででくる。もうあらかた授業はなく、卒業にむけての準備等ばかり
だからである。このあたりはいたしかたないとも思う。このような状況を
もたらさざるを得ない入試のありかたはどうなのだろか。
5 内申の公平性について
様々な掲示板等での意見からかなり内申のあり方には問題があるよう。
しかし、公立高校のスタンスとしては内申も重要な要素である。
学校間格差、地域間格差をどうとらえるかが、点数化され明確に
選考基準となったからには県も無視できないと感じる。
以上感じた点をあげてみました。