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世界最高水準の大学づくりプログラム-国公私「トップ30」-
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3 名前:選抜性を確保できる大学は30~50校:2006/07/30 08:23
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最初はまあ大方の人が私大トップ30に挙げるであろう早稲田、慶應から。数字だけ見れば慶應の方がいい。創設者の福沢諭吉と大隈重信を比べても、福沢の方が人格的に優れている。大隈重信は晩年、在野精神どころか、首相になり第一次世界大戦に参戦している。
また、そもそも早稲田大学の真の創設者は歴史を紐解けば小野梓である。医学部だってあるし、附属校に関しては幼稚舎という名の小学校からフル装備の慶應に対し、早稲田の直系附属は高校からしかなく、慶應圧勝?ということでもない。
以前、両大学の総長・塾長を取材したが、O総長が取材時間をオーバーするほどの熱弁を振るってくれたのに対し、当時のT塾長は取材40分前に入った私たちを1時間半以上も待たせたあげく、「忙しいから10分しか時間はとれない」ときた。
これには温厚な私も頭に来た。
こちらは「T塾長のおてすきの時間に撮影も含めて1時間」という取材申し込みをし、広報を通して返事をいただき、その時間なら時間がとれるということでうかがっているし、事前にインタビュー項目はファックスしてあるのである。
「そんなものもらってない」とごねる宗男のような感じの人だった。
まあ、次の塾長選で落選したのもわかる。
まあ、個人的体験はこれくらいにして、要は慶應はレールを用意してくれる大学であり、まあ講義だけの大学。
それに対して早稲田はレールを用意しない分、自由で、いろんな人が集まり、学生の熱気もある。学生文化という点では、圧倒的に早稲田である。また、大学から入るとしたらやはり早稲田である。
早稲田の内進組は選民意識が薄い。これに対して、慶應はカースト並みである。天現寺出身者じゃないと入れないサークルもある。
学部別に見ると、慶應は所詮理財あがりで、早稲田に並んでるのは経済学部・商学部くらい。慶應は法律学校ではなく、伝統ということでいえば早稲田・明治・中央・法政・専修(明治期の五大法律学校)に及ばず、日大・関大にもどうだかというところ。
偏差値が妙に高いのは、センター試験に初年度から参加して、一般入試の募集人員が削減されたことと、偏差値としては2教科偏差値であることからだ。もともと経済がいい。
大学入試で同じ大学だったら普通は法→経済という順。結局、法が経済を偏差値的には超えて今に至っている。文学部だって、あとでとってつけたもの。坪内逍遥創設の早稲田とはかなり差がある。
個人的には慶應のわざわざ文学部に入るメリットはないと考える。SFC2学部は人と触れ合えない。このコミュニケーション不全で、パソコンばかりつつく教育が大学改革として持ち上げられたのが間違いの元。文系学部の大学生は半分は大学の外で学ぶのである。
理工学部もダントツで早稲田。慶應のとくに理学系は歴史が浅い。